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「この情報、事実?」トキワ松学園の中学生が情報リテラシーを考えた

教育話題

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2025.05.01

芳垣 文子

ライター

250424トキワ松サムネ

新聞記事を題材に「情報リテラシー」について考える授業が3月、東京都目黒区の私立トキワ松学園中学高校で行われました。探究学習などをサポートする朝日新聞社の教育支援プログラムの一環で、同校の協力を得て実施した模擬授業です。

誰がいつ発信した情報かなどを念頭に、事実確認がいかに大切かについて、グループごとに考えや意見を書き出したりしながら学びました。

講師は、教育を軸に情報モラルの講演などを手掛ける会社「ツナグラボ」(京都市)の中西將之さんと、朝日新聞社「先生コネクト」教育コーディネーターの濵上達也さん。中学2年生(3月現在)2クラス約60人が参加した。

中西さんは、事前に生徒たちにアンケート(複数回答)を実施。「一番関心のあるニュース」は、1位が「芸能」(46%)、次いで「国際」(30.2%)、「政治」(27%)など。

「何から情報を得るか」では、「ユーチューブ」(54%)、X(52.4%)、テレビ(50.8%)などが高く、新聞はわずか3.2%という結果だったという。

250424トキワ松

題材として取り上げた新聞記事

路上ライブ刺殺の記事などを題材に「情報を読み解く」

最初は「情報を読み解く力」を考えるグループワークに取り組んだ。

題材に使ったのは、朝日新聞の三つのニュース記事だ。東京・高田馬場の路上でライブ配信中の若い女性が男に刺殺された「路上で配信中、刺され死亡」(3月12日付)▽千葉県知事選候補者による県外での選挙活動を取り上げた「千葉知事選 兵庫で『運動』」(3月12日付)▽岩手県大船渡市の山火事を報じた「住宅近く 一時火勢激しく」(2月24日付)。

グループごとに記事を一つ選び、感想を付箋(ふせん)に書き出していく。女性が刺殺された事件は、授業の前々日に起きた生々しい事件だったこともあり、以下のような感想が次々と出た。

芳垣 文子

元朝日新聞記者。北海道報道センター、東京社会部教育班、鎌倉支局などで勤務。入社前に教職の経験がある。

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