朝日新聞社では、中学生・高校生の探究学習をサポートする学校向けサービス「教育支援プログラム」を提供しています。朝日新聞オリジナルの、記者講演、教材、新聞制作体験を提供し、生徒の課題解決力や表現力を育みます。「地域課題解決」「キャリア教育」など目的やニーズに応じた講座を実施します。
「課題解決型学習」は、生徒自ら疑問を見つけ、調査・まとめを行う学習方法で私たち新聞社の取材活動に似ています。教育支援プログラムでは、朝日新聞社のノウハウをいかした「インタビュー講座」「文章の書き方講座」などを提供し、「知る・考える・伝える」の成長をアシストします。
専門分野に精通し、最前線で情報を集めてくる記者の知見は、生徒の探究学習の導入・インプットに最適です。記者の視点から「社会でいま、何が起きているのか?」を伝えることで、生徒自身が課題を発見するヒントになります。「SDGsの最新話題」「(学校周辺の)地域の現状」など、ご希望のテーマに合わせた講演をお届けします。
記者講演+インタビュー講座or文章の書き方講座+新聞制作4ページ(1,000部) ①記者講演 記者講演に使用する教材(資料、ワークシート)をお渡しします。 ②インタビュー講座or文章書き方講座(どちらか一つを選択ください) 朝日新聞社員や記者経験のあるOB・OGが講座を実施します。 両方実施したいという場合は、別途オプションを参照ください。 ③新聞制作(4ページ 1,000部) 生徒の学習のまとめとして、4ページの新聞にして発行します。
「SDGsと私たち」「沖縄の今」「世の中の出来事と私たち」「動物実験、研究倫理について」「戦争を知り、伝える意味ヒロシマ、シリア、ウクライナで考えたこと」など・・・
「地域課題」を探究学習のテーマに取り上げる学校におすすめのコースです。朝日新聞社の教材「探究×SDGs地域の課題解決のコツ」を活用いただき、生徒が課題を発見し、解決策を検討する過程をサポートします。修学旅行の事前・事後学習にも活用できます。
「探究×SDGs教材」+インタビュー講座or文章の書き方講座+新聞制作4ページ(500部) ①教材「探究×SDGs 地域の課題解決のコツ」 朝日新聞オリジナルの探究学習教材を生徒の人数分配布します。※教員用指導書(3,300 円税込み/1部)は別売 ②インタビュー講座or文章書き方講座(どちらか一つを選択ください) 朝日新聞社員や記者経験のあるOB・OGが講座を実施します。 両方実施したいという場合は、別途オプションを参照ください。 ③新聞制作(4ページ 500部) 生徒の学習のまとめとして、4ページの新聞にして発行します。
教材「探究×SDGs 地域の課題解決のコツ」 SDGsの視点から地域の課題を理解し、解決に向けて自らアクションしていくことを目指した教材です。「お問い合わせはこちら」のボタンから教材のサンプルを申し込むことも可能です。
インターネット上でフェイクニュースが増えるなか、正しい情報を収集するための情報リテラシー教育が重要性を増しています。このコースでは、情報リテラシーの専門家による講座、「朝日新聞」デジタル版の有料記事、記事検索機能などを活用して学習していただきます。
情報リテラシー講座+「朝日新聞」デジタル版+新聞制作4ページ(500部) ①情報リテラシー講座 専門の講師が講座を実施します。 ②「朝日新聞」デジタル版 「朝日新聞」デジタル版の有料記事を読むことができます。 生徒人数分のIDを発行し、アプリから記事検索や新聞紙面ビュー、スクラップなどができます。 ③新聞制作(4ページ 500部) 生徒の学習のまとめとして、4ページの新聞にして発行します。
生徒の学びの集大成として新聞を発行します。お手元に届く新聞は、一般では印刷が難しい本物サイズ(406×545mm、ブランケット判)。オープンスクールや地域に配布することで学校のPRに活用されている事例もあります。
クリックで拡大
クリックで拡大
田所隆史さん/大成高等学校/教諭/地歴公民科
――教育支援プログラムを導入したきっかけは 以前は教員だけで探究学習を指導していましたが、どうしても「勉強」の側面が強くなってしまうことが課題でした。「体験や遊びを通じていつの間にか学んでいる感覚にしたいね」と、各教科の教員が集まって検討を始めたのが3年ほど前のことです。重視したのは、生徒全員の興味に合わせられるように選択肢を広く持てること、社会への関心を拡げること。その点で、様々なニュース・話題が集まる新聞社のサービスが魅力だと感じました。「地域課題をテーマに取り組むのだから、生徒の書いた新聞を地域の方々に配ろう」という形で意見がまとまりました。 ――大成高校では、どのような探究学習を実施していますか 2年生の「総合的な探究の時間」で、学年を3コースに分けて実施しています。私が担当するSDGsコースに参加する101人は「スポーツ」や「地域の特産」など、関心が近い生徒同士で23班に分かれて活動しています。実際に街に繰り出して情報を集め、それをSDGsの視点で学ぶというのが特徴です。
――教育支援プログラムを活用した生徒の反応はいかがですか ゲーム形式で学ぶSDGs講座は、遊びながら学ぼうという目的通りでした。インタビューを学ぶ機会があったのも良かったです。7月に街で突撃インタビューを実施したのですが、なかなか対応してくれる人に出会えずかなり苦戦しました。そこで9月に学校周辺に詳しい記者の講演を実施してもらい、「フードロス問題を調べているが、どこに取材に行ったら良いのか」など、教員では応えにくい生徒の疑問に答えてもらいました。10月に今度はアポを取ってキウイ農家や子育て支援センターなどへ取材に行ったのですが、丁寧に対応してもらえたようで、学校に帰ってきたら口々に「インタビュー、超よかった!」と、うれしそうに報告してくれました。関心を深掘りする楽しさを学べたのだと思います。 ――いま12月です。学習のまとめはどのように進んでいますか 先月、SDGsコースの生徒たちに中間まとめを発表してもらいました。「三鷹市はキウイが特産だが、知名度を上げるべきだ」など、私たち教員が全く気づいていなかった地域の魅力や課題が次々と出てきたので、教員間で「学校のなかでとどめるのは、もったいない」と話題になり、いまは市役所の人たちに聞いてもらえる場が作れないかと考えています。学年末には新聞制作も予定しています。記事をまとめられるか不安もありますが、生徒の新聞を読んでみたい、地域の人に届けたいと思っています。
基本コースに加えて、講座やワークショップの追加ができます。地域課題コースに「記者講演」をセットにする、新聞のページ数・印刷部数を増やすなど、ご希望に合わせて対応します。
①記者講演 ②探究×SDGs 地域の課題解決のコツ(教材) ③情報リテラシー講座 ④インタビュー講座 ⑤文章の書き方講座 ⑥新聞増ページ・増部数 ⑦生徒の新聞原稿添削 ⑧新聞を使ったワークショップ「ペタッとSDGs新聞学習ふせん」 ※朝日新聞の記事を読みながらゴールに関連する記事にふせんを貼ることで、思考を見える化し、課題解決に向けた新たな気づきを得るワークショップです。SDGsをテーマにした講座やゲームも実施できます。
Q
年度をまたいで実施できますか?
A
実施できます。
Q
プログラムがスタートしてから、受講人数を変更することはできますか?
A
対応可能です。
Q
学校で講演してもらうことはできますか?
A
対応可能です。講師の交通費など、実費が別途必要です。
Q
記者講演のテーマを決めかねています。一緒に考えてもらえますか?
A
対応可能です。担当者が一緒に検討いたします。
Q
年度途中でも、オプションを追加できますか?
A
対応可能です。
Q
地域課題コースの教材の指導書はありますか?
A
教員指導書は1冊3,300円(税込)で販売しています。
Q
学校独自のカリキュラム(時間割)に沿った内容で実施できますか?
A
ご希望に沿ったプランを一緒に検討させていただきます。
Q
新聞のレイアウトは定型ですか?
A
1面は2種類、2面以降は6種類のレイアウトパターンからお選びいただけます。
Q
新聞に掲載する文章を、教員が書いても良いですか?
A
執筆者は学校にお任せしています。学校長がコラムを執筆する学校もあります。
Q
新聞制作には何コマの授業数が必要でしょうか?
A
記事執筆を終えていれば1コマの授業で対応いただけます。記事の最終確認と入稿を合わせて生徒に実施してもらいます。