授業計画はどうやって作ればいい? ベテランからのアドバイス #先生のお悩み解決術
教育話題

人気漫画「落第忍者乱太郎」(尼子騒兵衛著)とコラボして、若手・新任の先生方を中心に先生のお悩み解決策を考える連載2回目のテーマは「授業計画」です。どうやって計画を立てればよいか分からない、計画的に進めたいけれどうまくいかない……。そんな若手教員に向けて、多くのアドバイスを発信している中部大学現代教育学部准教授の樋口万太郎さんに聞きました。
【お悩み】授業の計画はどうやって考えればいい?
乱太郎がいる「1年は組」に教育実習生として訪れた大間締堅蔵。真面目に蓄えてきた忍術の知識を子どもたちに伝えようと考えているが……。
【アドバイス】長期はざっくり、短期はしっかり
さすが土井先生。そのアドバイスに私も賛成です。新任・若手の先生の大半が最初に悩むのが授業の計画だと思います。計画を練るときに意識してほしいのは「長期はざっくり、短期はしっかり」という考え方です。
新学年がスタートする春には、先生たちの手元に学校全体の大まかな予定が配られるはずです。夏休みや運動会、遠足の予定などが書いてあると思います。経験豊富な先生たちは、そこから「この時期は運動会の練習が始まって子どもたちが疲れがちだから、少し時間をかけて教えるようにしよう」とか、逆に「行事が少ない11月に学習を深めていこう」などとざっくりとイメージを膨らませています。
職場の先輩に「この行事の時はどんな働き方をしていましたか?」と、聞いてみるのも良いと思います。ただ1年間の予定を全部聞き出すのは大変です。そこで私が薦めたいのは、
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