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自由進度学習とは?注目される背景や実践例、メリット・デメリットを解説

知る・調べる

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2024.02.19

奥村好美

奥村好美

京都大学大学院教育学研究科准教授

サムネイル|自由進度学習の内容を示す図

近年、学校の多様性・包摂性を高めるために個別化・個性化教育の重要性が指摘されており、そうした文脈のもとで自由進度学習が知られるようになっています。この記事では、自由進度学習の背景や考え方、事例などについて、教育方法学の専門家が解説します。

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目次

  1. 1.自由進度学習とは
  2. 2.自由進度学習が注目されるようになった背景
  3. 3.自由進度学習の実践例
  4. 4.自由進度学習を考える際のポイント
  5. 5.自由進度学習を教育に取り入れるメリットとデメリット
  6. 6.多様な子どもたちを包摂するよりよい学びの場づくりへ向けて

1.自由進度学習とは

自由進度学習とは、子どもが自分のペースで学習をおこなう学習形態を指します。特定の単元で実施する場合や、学年を超えて無学年制で実施する場合などがあります。特定の単元で実施する場合は単元内自由進度学習と呼ばれることが多く、特定教科の1単元でおこなう場合、同一教科の複数単元を組み合わせる場合、複数教科の複数単元を組み合わせる場合などがあります。

自由進度学習は、既存のドリルやワークブックなど比較的単純な課題と親和性が高い一方で、パフォーマンス課題などを取り入れて実施されることもあります(パフォーマンス課題とは、レポートやプレゼンテーションなど、複数の知識やスキルを総合して使いこなすことを求めるような複雑な課題のこと〈参照:西岡加名恵 著『教科と総合学習のカリキュラム設計ーパフォーマンス評価をどう活かすか』p.22 図書文化社 2016〉)。

2.自由進度学習が注目されるようになった背景

奥村好美

奥村好美

京都大学大学院教育学研究科准教授。京都大学大学院教育学研究科博士課程を修了し、兵庫教育大学講師、准教授を経て、2022年4月より現職。博士(教育学)。

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