小規模高校の「探究」を支える活動 編集部コラムvol.55
教育話題

片山 健志
先生コネクト前編集長

2023年11月、教職員ら教育関係者を対象に開かれたオンラインイベント「小規模高校横断フォーラム」に参加した。「学校間連携の未来を模索する」というまくら言葉が付いたイベントは、認定NPO法人カタリバの主催。メタバース上で行われ、参加者もアバターを操って席に座ったり、分科会のテーブルに分かれたり。もの珍しさも手伝い、普通のオンラインイベント以上の臨場感だった。
文部科学省の学校基本調査によると、人口減少が進む中、公立高校は2022年5月1日現在で3489校と10年前から199校も減った。それに伴って小規模化も進み、公立高のうち1学年の人数が80人以下の小規模高校は20%にのぼるとみられるという。

片山 健志
1999年、朝日新聞入社。北海道支社報道部(現・北海道報道センター)、福島総局、東京社会部などで勤務。社会部では文部科学省など主に教育部門を担当した。「朝日みらい教育フォーラム2017」でコーディネーター。21年4月から25年3月まで寺子屋朝日・先生コネクト編集長。
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